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【コラム】その離婚待って!
離婚予備軍のご夫婦さんへ(1)

私は探偵業を通して離婚相談に長年かかわってきました。探偵の主力業務は配偶者の浮気調査です。今日、統計によると配偶者の「異性関係」による離婚調停の申立ては男女とも第3位にランクされ、浮気による夫婦の家庭不和が深刻な事態になっていることが表れています。

浮気調査の結果、配偶者の不貞が発覚した時、これから先のことを協議して決める夫婦。不貞の証拠に基づいて離婚するか関係修復かを調停で決める夫婦。離婚の意思を固め裁判離婚を弁護士に依頼する配偶者。
いずれを選択することになっても、探偵に配偶者の浮気調査を依頼することは、皆さん一大決心です。その結果次第では依頼者の人生を変えることになりかねません。ゆえに依頼者の要望に確実な答えを出さなければなりません。

事例として、夫の不審な行動を訴える依頼者の話を聞きとった結果、
@ 明らかに妻の被害妄想だとわかる内容。
A 妻の被害妄想か、夫の浮気が事実か調査をしてみないと判定できない内容。
B 明らかに夫が不倫している、と確信できる内容。
に大別されます。

夜の生活について・・・以下(別項目・夫婦の浮気度チェックするを参照してください)。

厚生労働省が毎年発表している司法統計年表 家事編 平成28年度 男女別の離婚調停申立ての動機トップテンは次の通りです。

女性側の申立
第1位 性格が合わない  第2位 暴力をふるう 第3位 異性関係
第4位 生活費を渡さない 第5位 精神的虐待  第6位 浪費
第7位 家庭を捨てて顧みない 第8位 家族親族と折り合いが悪い
第9位 酒を飲みすぎる  第10位 異常性格

男性側の申立
第1位 性格が合わない  第2位 家族親族と折り合いが悪い
第3位 異性関係  第4位 浪費  第5位 異常性格
第6位 同居に応じない  第7位 精神的虐待  第8位 性的不満、
第9位 家庭を捨てて顧みない  第10位 暴力をふるう

妻側の夫に対する申立の動機の上位5件は毎年不動です。男女ともに3位が異性関係の順位は「世相が反映されている」という実感です。「スマートフォンの出会い系サイトで出会った自称独身男性と結婚目的に交際している。その男を調べてほしいとの事で調べた結果、男は妻帯者だった」とか、「サイトで出会った妻帯者を信用してダブル不倫をしていたが、別れ話をしたらその男性にストーカーされている」と困り果てた奥さんからの相談が少なからずあるのです。

男女とも第1位の「性格が合わない」の動機について、「結婚してみて分かった相手の性格」から不信が始まり、結婚後数年で「どうすれば夫婦仲は修復できるのか」などの婚姻生活の悩み相談が始まります。

「生まれも育ち持ち違うのだから個性もそれぞれ違うのは当たり前、コミュニケーション不全です。コミュニケーションの頻度と密度を上げて意思の疎通が円滑になれば、性格が合わない。相性が良くないといった問題は解決し、夫婦の関係性はかなり改善するものです。コミュニケーション不全を乗り越えるには、妻が夫の見方を変えなければなりません。夫を受け入れ、向き合い、たとえ『嫌だ』と拒否したいような部分があったとしても、見方を変える。そうすれば、関係は少しずつ修復していきます」。
これが、相談者に対するウェブ版「週刊女性PRIM」の回答です。

私は、浮気調査の事前に情報を得るため、夫婦間の生活状況を聞き取りのとき「感情が不安定な夫の性格にはついていけない」、「夫の本性がわかった。もう一緒にいるのはムリ」。「妻の虚言癖とキレ易い心はもう限界」とか、「妻はパニック障害、平穏な家庭が築けない」など破綻寸前の夫婦の内情を聞くことが多々あります。そこには、上記の模範回答では修復できないほど追いつめられている実態があります。特に、結婚歴の長い妻たちの夫に対する深い恨みが感じられます。
面倒な思いをして関係修復するよりも、夫のあら捜し(浮気調査)をして早々に離婚したい願望の夫人も多くなりました。

近年の離婚情報では夫の暴力、モラルハラスメントや人格障害(パーソナル障害)を原因とした申立てが顕著になりました。また、父親、母親がその役目を果たさない機能不全家族の環境で育てられた妻の発達障害が原因で夫婦間の不和・離婚に至る夫婦が増えている感じがします。

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